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財団法人泉屋博古館は、1960年(昭和35年)に住友家当主15代目住友吉佐衞門が収集した中国古代青銅器類と、その長男の住友寛一が収集した中国明清代の絵画を中心とするコレクションや、16代目当主住友吉佐衞門が蒐集した作品、また15代目以前から住友家に伝来したものもが中心として、これらを保存展示するための美術館として創設されました。15代目住友吉佐衞門は住友財閥の総帥として、事業に精力を傾ける一方で、茶人、風流人としても有名で、号を春翠と称しました。特に明治中頃から大正期にかけて蒐集した中国古銅器と鏡鑑は、個人の収集家としては卓抜していて、関係者からも大きな注目を集めています。16代目当主住友吉佐衞門は15代目当主の次男で、アララギ派の歌人でもあり、斎藤茂吉とも交流があり、歌人の雅号は「泉幸吉」でした。兄の寛一は国明清代の絵画を収集していました。これらの他にも、住友家伝来の中国・日本の書画、洋画、近代陶磁器、茶道具、文房具、能面・能装束など内外の美術品が3000点以上と豊富にあり、私設美術館としては、バリエーションに富んだ常設展覧会を開設しています。なお泉屋博古館の名称は、江戸時代の住友家の屋号「泉屋」と、中国の宋時代に皇帝の命により編集された青銅器図録「博古図録」からとっています。

泉屋博古館

受付を済ませて館内に入っていきますと、4室からなる青銅器と鏡鑑の展示室があり、展示スペースの大きさと展示品の数に驚きます。展示品一点一点に詳細な解説が添えてあり、中国古代青銅器に詳しくなくとも十分理解できる内容になっています。また、館内にはビデオによる解説や鑑賞しにくい部分がある青銅器には、見やすいように鏡が設置されていたりして、見学者に配慮をした工夫がされています。この展示室の中をゆっくり鑑賞していると、すぐに時間が経ってしまいます。また上階の展示室に向かうには、階段の他にスロープやエレベータがあり、足の不自由な方にも十分な配慮がなされています。泉屋博古館は設立当初はこの館だけでしたが、昭和61年に展示館を新設しました。新設の展示館と旧館との間には、広い芝生の広場があり、開放感があります。新館の展示室も十分な広さがあり、取材時には油絵(洋画)のコレクションを展示していました。

泉屋博古館

私設の美術館は日本全国に沢山ありますが、ここはその中でも上位に分類される美術館であるように思えます。住友財閥の財力の大きさがうかがえます。

泉屋博古館
所在地 〒 606-8431 京都市左京区鹿ヶ谷下宮ノ前町24
電話番号 (075) 771-6411
開館時間   午前10:30~午後5:00まで(入館は16:30まで)
休館日 月曜日(祝日を除く)、年末年始、展示替え期間
最寄りの交通機関 京都市バス市バス 「東天王町」下車  徒歩5分
駐車場 車10台可
ホームページ 公式ホームページ   泉屋博古館