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御香宮神社は近鉄「桃山御陵前」駅から東へ150メートル、大手筋の北側(伏見区御香宮門前町)にあります。旧伏見町の産土神として古来から信仰されている洛南屈指の大社です。伏見城や宇治川からも近く、江戸時代までは経済的に大きく栄え、地下水が豊富で美味しいことから、酒造会社が周囲に沢山あります。

 御香宮の歴史

写真では分かりにくいが門の欄干には透かし彫りがある

御香宮神社 正門

社伝によれば862年(貞観4年)九月、境内に清泉が涌出し、水は芳しくて四方に薫じ、病者はこれを服用すれば病気はたちまち癒ゆると言われました。これに因んで御香宮と称し、地名も石井郷とよばれたと伝えられています。清泉を神格化した例は珍らしくありませんが、祭神が神功皇后および仲哀・応神両天皇としているのがいぶかしく、また「延書式」その他にもその名は見あたらないので、その創祀は近世のものと思われます。北村季吟はその著「苑萄泥赴(つぎねふ)」(1684年(貞亨元年刊))に

「当社は筑前国糟屋郡(福岡市香椎町)にある香椎宮(祭神神功皇后・仲衷天皇)を勧請したものであり、御香椎の下を略して御香の宮といつたもであろう。」

としているのが真相に近いと思われます。豊臣秀吉は征韓の役にあたって、備前長光の名刀を奉納し、当社に戦勝祈願をしたことがあり、今もその刀劔は社宝とされていますが、神功皇后祭神説はこの頃から言われ出したと思われます。伏見築城にさいし深草大亀谷にうつして城隍神(伏見城鬼門除けの守護神)とし、神領三百石が寄進しましたが、徳川家康も朱印三百石を寄進し、社殿を現在の地に移して新たに社殿を造営しました。

御香宮 拝殿唐様の屋根の拝殿は珍しい

伏見で生れた紀伊・水戸・尾張三侯の藩祖はいずれも当社をもって産土神とあがめ、多くの社殿や石鳥居・石燈寵などを寄進したので、その名は江戸時代以降に於いて有名になりました。また御香宮は「延寮式」にある「御諸神社」であるという説があります。御諸とは御森と同義で、神の鎮座する森をいい、神の降臨する山や森を神格化したのが御諸神社で、おそらくこの地の先住民が桃山々中に創祀したものであると言われています。御香宮はこの勧請神社の後身と思われ、香水伝説や神功皇后祭神説を唱することによって、後に社名を今の「御香宮」に変わったと思われます。

  御香宮の散策

御香宮の近くには多くの酒造会社がある

御香宮伏見大手筋から入る南門が表門です。表門は伏見城の大手門を移築した物で、1622年(元和8年)に徳川頼房が寄進したと伝えられています。門の欄干には、中国の故事に由来した透かし彫りがほどかされていて、これは珍しいことに思われます。門を入って右手には、桃山天満宮があります。菅原道真を祭神とする旧村社で、当初は桃山の中腹にあった龍幡山蔵光庵の鎮守社でしたが、伏見城築城の際に蔵光庵は嵯峨に移り、神社は前田家の屋敷内に祀られました。しかし、伏見城が取り壊されたときに前田家も取り払われましたが、神社は残りました。その後1839年(天文10年)に現在の地に移りました。天満宮を通り過ぎて歩くと、拝殿が見えてきます。正面は唐破風の屋根で、屋根の下には極彩色を施してあり、他にも花鳥の彫刻があります。この拝殿は、徳川頼宣が伏見城の車寄せを移築したと言われていて、屋根は入母屋造り、本瓦葺き、中央を一間開いて通路とした割拝殿で、他の神社でよく見られるのとは違った拝殿の構造となっています。威圧感のある感じで、神社の拝殿らしくないように感じられます。拝殿の奥が本殿になっています。

能舞台は近年使われた様子がない

御香宮 能舞台本殿は1605年(慶長10年)に徳川家康が寄進したものです。屋根は他の神社で見られるような、片流れではありません。本殿には両脇には狛犬が鎮座していて、下鴨神社を思い出しました。本殿脇には、社名の由来ともなった湧き水が手水鉢に湛えられています。一口飲んでみましたが、水道水と違って地下水の自然な甘みがほのかにあり、伏見(伏水)が水の名所であることを再認識しました。本殿周辺には、東照宮や厳島社などの全国各地の社が勧進してあり、居ながらにして八百万の神にお参りできます。また本殿近くに能舞台がありますが、余り近いうちに使用された形跡が無く、かなり痛んでいて少しもったいない感じがしました。能舞台の反対側には絵馬舎がありますが、絵馬の剥落が激しく、わずかに輪郭が分かる程度で、中には絵板自身が一部欠損している絵馬もありました。

御香宮へのアクセス

〒601-1325  京都市伏見区御香宮門前町

TEL (075)611-0559

近鉄奈良線「桃山御陵前駅」徒歩5分

拝観時間  制限なし

拝観料  無料

その他詳しくはホームページをご覧下さい。

ホームページ  : http://www.kyoto.zaq.ne.jp/gokounomiya

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