京都タウンマップ
洛東/祇園・岡崎周辺

top>>洛東>>平安神宮

洛中/二条城・御所周辺

洛東/祇園・岡崎周辺

洛北/大徳寺・植物園周辺

洛南/京都駅・東寺周辺

洛西/大原野・大枝周辺

嵯峨・嵐山方面

鞍馬・花脊方面

伏見・醍醐方面

平安神宮は京都の文化ゾーンとも言える岡崎公園北にあり、この地域のランドマーク的な存在です。京都の有名な神社の中では歴史的に新しく、明治時代中期に出来ました。

平安神宮の歴史

平安神宮の大手門。上層には『應天門』の扁額が掲げられています。

平安神宮 大手門

明治28年(1895年)に平安遷都1100年を記念(第4回内国勧業博覧会)して、平安京遷都当時の天皇であった第50代桓武天皇を祀る神社として創建されました。皇紀2600年にあたる昭和15年(1940年)には、平安京で過ごした最後の天皇である第121代孝明天皇が祭神に加えられました。明治維新後、東京に遷都してから京都は著しい衰退を見せ始めました。これに危機感を持った当時の知事が、京都を活気づかせるために興したイベントが平安遷都1100年記念祭りです。平安神宮を創建する動きは、明治25年(1892年)に、都が平城京から平安京に遷都してから1100年目に当たる記念事業として、桓武天皇の神社を建てる運動が起こります。

平安神宮 白虎楼白虎楼は異国情緒な雰囲気がある。

紀念祭は当初、「遷都」 の1100年目ではなく、桓武天皇が平安朝で初めて朝賀の儀を行った延暦14年(794年)を記念日として、明治28年(1895年)に行う予定でした。これに合わせて、岡崎で第4回内国勧業博覧会の開催も、計画されました。地鎮祭は明治26年(1893年)9月に行われ、翌年には、本殿・大極殿・応天門・青竜楼・白虎楼なども、完成しました。平安時代のほぼ十分の六の規模の大きさで復元されました。3月15日には、東京の皇居皇霊殿から桓武天皇の分霊の神鏡を本殿に安置する鎮座祭が行なわれ、ここに平安神宮が完成しました。「平安神宮」の社号も、この年正月に許可が出ています(当初の計画では社号は平安神社でした)。社地は約二万坪余りからなり、このうち神苑は本殿の後方及び東西に亘つて約一万坪を占めています。平安遷都1100年記念祭りの中で、東京奠都以前の京都の風俗を、時代を遡って行列を行ないました。そしてこの祭りが後に「時代祭り」と呼ばれるようになりました。「時代祭り」については、詳しいサイトがありますので、そちらをご覧下さい。

平安神宮の散策

平安神宮 大極殿 大極殿は、なかなかの迫力。丹塗りが鮮やかでまぶしい。

平安神宮の正面に向かうと、まず目に付くのは大きなコンクリート製の鳥居です。この鳥居は1929年(昭和4年)に昭和天皇後大礼の記念事業として市民から寄付を募り、建造されました。高さは24メートル以上有り、当時は日本一の高さでした。鉄筋コンクリート製ですが、内部は空洞です。それをくぐり、参道を通って神社に入ると応天門が迎えてくれます。この門は『大内裏図考証』を基に作られた物です。上層には『應天門』の扁額が掲げられていますが、この扁額の文字は、福岡県太宰府の宮小路康文氏の筆で、延暦寺で大阿闍梨になられた方です。それをくぐり神域にはいると広々とした白砂敷の広場があり、上下三段に仕切られ、その上段龍尾壇の南際には、二百八十尺にわたる朱塗の勾欄を設けています。龍尾壇の北にある拝殿は、大極殿を模したもので、中央身舎の四周に廂間を備えています。五十二本の朱塗の柱が、整然として列つているさまは見事です。屋根は入母屋、碧瓦で葺き、棟の雨端には燦然たる金色の二羽の鴟尾をのせています。拝殿の左右脇にとりつく歩廊の端にある楼閣は、東を蒼龍棲、西を自虎棲とよび、いずれも碧瓦丹塗で、棟の両端に金色の鴟尾を置きます。拝殿の奥には二棟の本殿があり、檜の素木造で、四周に透塀を巡らしています。これらは内務省技師伊東忠太らの設計です。

平安神宮 額殿 額殿は他の建物に比べると少し古びた感じがした。

また神苑も素晴らしい景色で、作庭は庭師植冶こと小川治兵衛です。彼は京都の植木職人でしたが、明治の元勲山縣有朋に請われて、南禅寺近くの彼の別邸、無隣庵の作庭に関わります。初めは次第に有朋の求める自然主義風景式庭園の作庭に戸惑った治兵衛ですが、すぐに理解し始め、借景を取り入れたスケールの大きな作庭をしていきます。これ以降南禅寺周辺で和楽庵、有芳園などの庭造りに携わっていきます。そうしている内に平安神宮の神苑の築造を要請されます。神苑を作る予算は神殿を造る予算に比べて厳しいものでしたが、そのような中でも冶兵衛は工夫を凝らして作庭していきます。例えば中神苑の臥龍橋の飛び石は豊臣秀吉が築いた三条大橋と五条大橋の橋台及び橋脚です。このようにして冶兵衛は周囲の期待に違わない庭を作り上げます。そのようにして平安神宮の神苑を見ていますと、明治の京都心の心意気が伝わります。

平安神宮のアクセス

〒606-8341 京都市左京区岡崎西天王町

TEL:075-761-0221 FAX:075-761-0225

京阪三条駅より徒歩で約15分

専用駐車場はありません。近くに市営岡崎公園地下駐車場(500台・普通車1時間500円 大型バス 2500円)があります。

拝観料金  : 参拝無料

神苑拝観料  : 大人600円(30名以上550円、50名以上500円) 小人300円(30名以上250円)

ホームページ  : http://www.heianjingu.or.jp

参考文献  : 岡田精司著 : 京の社―神と仏の千三百年 : 塙書房刊

丸山宏・伊從勉・高木博志編 : みやこの近代 : 思文閣出版刊

周辺の観光・宿泊

観光地: 南禅寺 青蓮院 蹴上 京都市動物園

宿泊施設: ホテル平安の森京都 八千代 ウェスティン都ホテル京都

お食事処: ピッツェリアナポレターナダユウキ 南禅寺 順正 だる満