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百万遍は京都市左京区にある交差点で、東西に走る今出川通と南北に走る東大路通との交点に位置します。交差点やや西寄りから北西方向にのびる細い道(柳通)がありますが、これは今出川通の旧道です。交差点の南東には京都大学、東に少し向かうと同志社大学があり、若者が多い地域です。また、交通の要衝でもあり、日中は自動車の渋滞がよく見られます。正式な地名ではない(交差点の北東方向は北白川・北西方向は田中・南は吉田がそれぞれの地域名)が、交差点の周辺の地域も「百万遍」と呼ばれています。

 百万遍の歴史

写真では分かりにくいが、交通標識の
「百」と「遍」は上から訂正シールが貼っている。

百万遍 交通標識

「百万遍」の名は交差点の北東に位置する知恩寺の通称「百万遍」に由来します。元弘元年(1331年)に疫病が大流行したときに、知恩寺の八世善阿空円が百万遍念仏を唱えたところ疫病が鎮まり、後醍醐天皇から百万遍という号を賜ったと伝えられています。

今出川通(旧道)は京都市街と北白川・鹿ヶ谷方面を結ぶ古くからの道で、13世紀当時、ほとんど田畑だけであった現在の交差点付近に西園寺公経が、別荘「吉田泉殿」を建て、公家たちの遊興の場としましたが、その後荒廃します。この近辺の町名「吉田泉殿町」および京都大学の施設である「京都大学吉田泉殿」はこれに由来します。また交差点西南角近くには吉田泉殿が所在していたことを示す碑があります。

百万遍 知恩寺

知恩寺は江戸期に建立された寺院の特徴がある。

「知恩寺歴志略」によれば、もとは皇円阿闍梨の住房比叡山功徳院の里坊で、平安時代前期に上賀茂社の神宮寺として、現在の上京区今出川相国寺北にあり、慈覚大師(円仁)作と伝える釈迦像を安置し、今出川の釈迦堂、又はその所在地にちなみ、賀茂の河原屋と呼ばれたと伝えられています。その後法然が一時期住したのは、賀茂の神職から招かれたと言われています。法然入滅後、その弟子源智が住持となってから浄土専宗念仏の道場に改められて、功徳院知恩寺と称しました。その後、八世善阿空円は、元弘元年(1331年)に後醍醐天皇の命により疫病鎮めの七日念仏百万遍を修して、百万遍の寺号を受けました。百万遍念仏とは、自身の往生、故人への追善、各種の祈祷を目的として念仏を百万回唱えることです。以来、知恩寺では108個の数珠、10連を百回廻しする百万遍念仏の法が定まり、世上災厄に際してはこれを修するようになりました。しかし永徳2年(1382年)に足利義満が、この地に相国寺を造営するに及んで、寺地を一条通油小路北(現在の上京区元百万遍町)に移しますが、応仁の乱にて焼失します。文禄元年(1592年)には豊臣秀吉の寺地替えにより土御門(寺町通り荒神口上ル)に移されました。現在の堂宇が出来たのは、寛文2年(1662年)に住持の光誉満霊が江戸に赴き、再興料として500両が下賜され、現在の北白川の地に移転し、延宝7年(1679年)に諸堂が竣工されました。

  百万遍の散策

進々堂カフェはレトロな雰囲気が人気。

百万遍 進々堂百万遍交差点の北東方向に百万遍の由来がある知恩寺があります。山門から入ると、正面に大きく見えるのが、御影堂になります。堂内は明るく、正面奥にある法然上人の座像が様子がはっきりわかります。また、天井からは百萬遍念仏に使われる百萬遍大念珠が釣り下げられていて、今も昔と変わることなく念仏が続いているのがわかります。御影堂の東には釈迦堂があり、ここには円仁作とされる釈迦如来像が安置されています。知恩寺は開放的な寺院としても知られ、定期的にフリーマーケットや古本市が開かれています。古本と言えば、知恩寺付近には多くの古書店が軒を連ねています。一般的な古書店の他に、中国関係専門や、フランス文学専門の古書店があったりします。それは知恩寺の通り向かえに、京都大学があるのが大きな理由となっています。「東の東大、西の京大」と言われるように、京都大学は西日本の学術の中心的存在で、多くのノーベル賞受賞者を輩出している事でも知られています。その京都大学の教授や学生を相手にしている専門分野古書店は、一般の人にはなじみは薄いですが、専攻している学生などには大事な古書店と言えます。

百万遍 京都大学知恩寺を東に歩くと、進々堂カフェがあります。昭和5年に創業された老舗の喫茶店で、パン工房を併設しています。アンティークな店内と、京大の職員および学生御用達(?)なことが人気となり、多くの観光客が訪れるようになり、休日には以前では考えられないほどのお客さんが来店するようになりました。そのせいで、写真撮影をする人が増えたのか、店の玄関に「写真撮影お断り」の貼り紙がありました。店内でくつろいでいると、多くの学生や先生が勉強している姿があり、時にはテレビでよく見る名物教授を見かける事があります。注文するのにメニューを見ると、結構ボロが来ていて、何故か苦笑いしてしまいました。

百万遍交差点に面した京都大学入り口。
正門はもう少し重厚な雰囲気がある。

百万遍は古さと現在が同居していて、タイムスリップが容易に出来る土地です。

百万遍へのアクセス

百萬遍知恩寺

〒606-8225 京都市左京区田中門前町103

Tel.075-781-9171(代)

京阪出町柳駅より徒歩で約10分

参拝者用駐車場あり (有料)

ホームページ  : http://www.eonet.ne.jp/~hyakusan

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