高台寺

北政所の墓所

高台寺は京都東山観光の中心地にあり、周囲には八坂神社や祇園、知恩院などがあり、多くの観光客が訪れます。臨済宗建仁寺派の寺院で、山号は鷲峰山、寺号は詳しくは高台寿聖禅寺です。豊臣秀吉の正室である北政所(をね)が秀吉の冥福を祈るため建立した寺院であり、寺号は北政所の落飾後の院号である高台院湖月尼にちなみます。釈迦如来を本尊とする禅宗寺院であるとともに、秀吉と北政所を祀る霊廟としての性格をもった寺院です。桃山文化が花開いたとき、秀吉の権勢を背景として開山されたので、絢爛豪華な高台寺蒔絵と呼ばれる装飾品が数多く残っています。

高台寺開山堂

開山堂は第一世の住持、三江紹益禅師を祀る塔所

高台寺の歴史

秀吉は慶長3年(1598年)8月18日に没し、その菩提を弔うために北政所が実母・朝日局が眠る康徳寺(京都の寺町にあった)に充てようとしましたが、手狭なため、東山の現在地に新たな寺院を建立を決意。徳川家康の助力もあって、慶長11年(1606年)に創建されました。創建当時の高台寺の仏殿は康徳寺の堂を移築・改造したものでしたが、方丈や茶室の時雨亭や傘亭は伏見城から移築されました。創建当初は曹洞宗の寺院でしたが、寛永元年(1624年)に、建仁寺の三江紹益を招聘して開山し、それからは臨済宗に改宗しています。高台寺も数度の火災で仏殿、方丈などを焼失し、創建時の建造物で現存しているのは、開山堂、霊屋、傘亭と時雨亭などです。

高台寺方丈前庭

高台寺の前庭。禅宗の方丈の庭らしく落ち着いた雰囲気

秀吉の没後、天下を狙う徳川家康は秀吉の側室である淀君には非常に冷たく扱いましたが、正妻のをねには丁重な扱いをしました。それは秀吉の生前からそうでしたが、没後特にそうなりました。をねも淀君の事はよく思っていなかったようで、家康が大阪冬の陣や夏の陣で淀君を追いつめていっても、をねはそれを黙認していました。そうしたことから家康はをねが高台寺を創建したときも、かなりの財貨で援助しました。をねも創建後、何度も高台寺に家康を招いて感謝の気持ちを表しました。そうした事が高台寺を豪華にした一因になっています。

高台寺の散策

高台寺霊屋

霊屋は北政所の墓所だが、秀吉の骨は家康の命で行方不明

高台寺の受付は庫裡の横にあります。湖月庵を通り過ぎると、目にはいるのが遺芳庵です。丸窓が特徴の茶室で、小川を渡ると躙り口があります。中を覗いて見たかったのですが、入ることは出来ませんでした。遺芳庵を通り過ぎると次は、書院と方丈があります。ここは上がることができ、中には高台寺の宝物が展示されています。創建されてから年月が経っているので、少し色褪せていますが、有名な高台寺蒔絵もあり、豪華な意匠に見入ってしまいます。方丈から眺める前庭は、高台寺が禅寺であることを再確認できます。方丈を降りて歩くと中門があり、それを抜けると開山堂があります。ここは高台寺第一世の住持、三江紹益が祀られている塔所で、左右壇上には木下家定(をねの兄)、雲照院(家定の妻)等の像も安置されています。

高台寺傘亭

南傘亭の内部はユニークな作り

高台寺を見学して感心したのは、主要な建物にはその建物を案内してくれる係の方がいて、その方が詳しく説明してくれことです。歴史に不案内な見学者にとって、とても助かります。

アクセス

〒605-0825  京都市東山区高台寺下河原町526番地

TEL : (075)561-9966

京阪四条駅より徒歩で約15分

駐車場  : 無し

拝観時間  9:00~17:00 受付終了  17:30 閉門

拝観料(高台寺と高台寺掌美術館)  : 高台寺掌美術館を含む
  大人  : 600円  中高生  : 250円  団体(30名以上)  : 500円

その他詳しくは公式ホームページをご覧下さい

ホームページ  http://www.kodaiji.com

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