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車折神社は京都観光の名勝、嵐山の近くにあります。また、神域内には芸能神社があり、歌舞音曲の神様として芸能関係者から篤い信仰を集めています。さほど大きくない境内ですが、多くの有名芸能人が訪れるので、それを目当てにしたファンが参詣したり、近くに大学があり、京福電鉄を降りた学生が神社を通り抜けて通学するなど、多くの人の往来があります。

 車折神社の歴史

車折神社丹塗りの鳥居が美しい

車折神社が祀っているのは、平安時代末期の儒学者で、明経博士の清原頼業です。清原頼業は清原夏野の後裔で、博覧強記として名高く、高倉天皇の侍諦になりました。あるとき宋国より後白河法皇に日本国王に賜ふという無礼な書をおくつてきた時、之を受くべきかどうかで朝議が紛争したことがありましたが、頼業は断乎として之をしりぞけたと云われ、時の関白藤原兼質も「当世並ぶものなき国の大器」と賞賛しました。頼業は文治五年、齢六十八でこの世を去りましたが、その子孫は世々大小外記として朝廷に奉仕しました。この地は清原氏(舟橋家)の菩提寺宝寿院の域内にあたり、車折神社本殿は頼業の墳墓地にあたるといわれています。

清めの社清めの社のご神体には驚いた。上賀茂神社にある立砂と同意義のものか

神社の名称となっている「車折」は、社伝によると後嵯峨天皇が大堰川に御幸するのに、ここにある石のほとりで急に牛車をひく牛が臥して前に進まなくなり、引き棒が折れました。不思議に思って供奉の人々が調べると、初めてここに祠があることを知り、車折大明神の神号と正一位を贈られたからと云われています。しかしこれは単なる地名附会説で、古来この辺りは葛野川(大堰川)や北嵯峨方面から流れ出る渓流の合流するところで、車折は河水に突き出た崎を称したものと思われます。来る水(miからmaに変化)崎だと思われます。なお社前に堆高く盛られた大小さまざまの石塊は、参詣者が当社の小石を持ち帰って家に納め、祈願成就すると、御礼として石の数を倍にして返納したもので、特に商売繁盛や売掛金回収を祈るものが多いです。これは祭神清原頼業の「より」は金の寄りがよく、「なり」は商売成り立つようにという俗信によるものです。一説に当社は地獄冥府の官人の来臨するところで、商売売買の違約なきことを祈誓したのによるとも云われています。

  車折神社の散策
芸能神社

朱塗りの玉垣には有名人の名前が一杯ある

車折神社を参詣するには、神社北にある京福電鉄嵐山線、車折神社前で下車して訪れるか、神社南の三条通りから参詣するか、どちらかになります。神社本殿は南面しているので、正門は神社南に大鳥居があります。大鳥居を括り、本殿に向かうと、途中に看板があります。その看板には参拝方法が写真入りで説明されています。それには本殿東にある手水舎で口と手を清めてから、清めの社を参拝して心身を清め、本殿を参拝するように書かれています。記載されている通りの順序で参拝し、拝殿から本殿を伺いました。拝殿と本殿は比較的新しく、話を聞きますと拝殿は昭和63年に新築され、本殿は平成26年に全面改修工事されたそうです。拝殿天井を見ると、見事な天井画があります。この天井画の作者を再び伺いますと、山口玲熙という返答がありました。拝殿を出て、奥に入っていくと、本殿の奥に社があります。この社は八百萬神社です。神社形式を見ると、この社の屋根は片流れで、下鴨神社など京都の多くの神社屋根と同じ形式です。しかし車折神社本殿の屋根は片流れでなく、その違いを不思議に感じました。本殿入り口には狛犬が鎮座しています。その狛犬は極彩色で、下鴨神社の狛犬を思い出しました。

有栖川有栖川とは本来禊ぎをする川

車折神社には、他の神社同様、多くの小さな社がありますが、この神社で有名なのが芸能神社です。世間では車折神社イコール芸能神社を思い込んでいる人も多いようですが、あくまでも車折神社の境内社の一社で、昭和32年に御祭神である天宇受売命を分祀して創健した神社です。天宇受売命(アマノウズメノミコト)は日本神話で、天照大神が天の岩屋に隠れた際、その前で踊り、天照大神を誘い出した女神として知られています。その為、歌舞音曲の神様として崇められ、芸能関係者の多くが訪れて参拝します。参拝した芸能関係者の中には、朱塗りの玉垣を奉納される人もいます。玉垣には奉納された人の名前が書いてあるので、それを見るのも楽しいものです。車折神社を出て少し東に歩くと、有栖川があります。有栖川の水源は大覚寺の北、観空寺谷池よりの渓流と広沢池より流れ出る水流とが、安堵橋の西方で合流し、嵯峨野を南流して末は桂川に注ぐ濯漑用水です。有栖は荒栖・荒瀬・荒樔の意であって、禊楔を行うところです。禊は身体に附着する汚穢を洗い清めることで、祓は罪障を去って災厄を除くことで、ともに神事の予備的行為です。元来、有栖川は大堰川のことで、嵐山の古名は荒樔田山で(嵐山参照)、その脚下を流れる大堰川が荒樔田川だったので、のちにそれが有栖川と転化したと思われます。現在の有栖川は、後世にその名をここに移したと考えられます。

車折神社へのアクセス

〒616-8343  京都府京都市右京区嵯峨朝日町23

TEL (075)861-0039

京福電車車折神社下車  徒歩1分

専用駐車場 : 自家用車30台分無料

休日・休館 : 無休

拝観・開館時間 : 8:30~17:30

公式ホームページ  : http://www.kurumazakijinja.or.jp/

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