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古田織部美術館織部と茶道文化の堪能

古田織部美術館は京都市の北部に位置し、隣には表千家北山会館があります。かつては鷹峯の地にありましたが、2016年3月に移転しました。戦国時代の武将であり、茶人としても知られる古田織部の茶道具を展示する美術館です。

 美術館の歴史

美術館の玄関はビルの裏手にある

古田織部美術館 玄関

古田織部(1543~1615)は、現在では「織部好」という言葉があるほど、茶人として知られていますが、戦国時代の末期から江戸時代に掛けて活躍した武将で、諱は重然といいます。「織部」の名は壮年期まで称した「織部正(かみ)」、文禄(1592~1596)頃に従五位下に叙任された「織部助(すけ)」に由来しています。天文12年に美濃に生まれました。古田氏は美濃の守護大名である土岐氏に仕官していましたが、織田信長が美濃を平定するのに伴い、仕官先を織田氏に変えます。信長が上洛するのに従い、次第に武将として頭角を現します。羽柴秀吉の播磨攻めや、明智光秀の丹波攻めにも参加します。信長が本能寺の変で横死すると、仕官先を秀吉にします。秀吉に仕えてからも様々な軍功を上げ、秀吉が関白になると、重然は従五位下織部助に任ぜられました。関ヶ原の戦いでは東軍に属し、所領は安堵されます。しかし、慶長20年(1615年)、大坂夏の陣で織部の茶頭である木村宗喜が豊臣氏に内通し、京の放火を企んだと嫌疑を掛けられ、京都所司代の板倉勝重に捕らえられます。織部も冬の陣の頃から豊臣氏と内通していたといわれ、徳川の軍議を大坂城内へ知らせたなどの嫌疑をかけられ、大坂落城後の日に切腹を命じられました。

古田織部美術館 庭

展示室の入り口には織部好みの庭が再現されている

これには異説があり、織部は徳川と豊臣の間を取り持とうとしていましたが、豊臣の滅亡を謀る家康の逆鱗に触れ、切腹を命じられたというものです。織部は切腹に当たり、一言の弁明もしなかったので、真偽の程は謎に包まれたままです。織部が茶人として知られるようになったのは、千利休と交わるようになってからで、後に利休七哲のひとりに数えられるようになりました。秀吉によって利休の追放が決まり、堺に蟄居を命じられたとき、伏見から京都を離れる際、利休と親交のあった諸将が秀吉を憚って現れない中、織部と細川忠興のみが利休を見送るという、気骨のあるところを見せています。利休亡き後、利休の茶の湯を継承しつつ、茶道具の製作・建築・作庭などに意匠を凝らし、それらは「織部好」といわれて慶長年間(1596~1615)に爆発的な流行をみせ、織部が亡くなった後の元和・寛永期(1615~1644)まで続きました。現在でも、茶器はその独特の風合いから熱心な愛好者がいて、陶芸家の加藤唐九郎は「利休は自然の中から美を見いだした人だが作り出した人ではない。織部は美を作り出した人で、芸術としての陶器は織部から始まっている」と述べています。古田織部美術館は、運営会社である宮帯文庫所蔵の織部作の茶杓、書状、織部好の茶道具や他の茶人の諸道具などを展示しています。

  美術館の散策

展示されている点数は多くないが、貴重な品ばかり

古田織部美術館 展示室所在地が鷹峯にあったときは、太閤山荘の中にある蔵を改装し、美術館として展示品を披露していました。場所を鷹峯から北山に移し、建物も蔵からビルの地下に変わりました。かつての山荘の蔵では、展示スペースが一階と二階にありましたが、ビルに移転してからは地下のワンフロアになり、若干手狭になりました。しかし美術館としては専用の目的で作られたので、展示品の見学が見やすくなったという利点があります。美術館の運営会社である宮帯がビルの一階で、茶道道具を販売しているショップを開いています。ショップの裏手が美術館のチケット売り場になっていて、チケットを購入すると地下にある美術館に入ることが出来ます。美術館は壁の両側に展示スペースを設け、中央にも小さなシ展示ケースが二つあります。従って展示されている点数は少ないのですが、展示品は古田織部愛用の品は勿論、千利休や歴史上有名な茶人の棗や茶杓などが展示され、茶道を嗜む人だけでなく、歴史や美術に興味のある人なら、時を忘れて楽しむことが出来ます。展示室の奥には古田織部を紹介するビデオが流され、織部を理解する一助にしています。

美術館へのアクセス

〒603-8054  京都市北区上賀茂桜井町107-2 B1

TEL (075)707-1800

市営地下鉄烏丸線北山駅下車 4番出口 徒歩3分

駐車場  : なし

開館時間  : AM9:30~PM5:30

その他詳しくはホームページをご覧下さい。

ホームページ  : http://www.furutaoribe-museum.com

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