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落柿舎は右京区嵯峨小倉山緋明神町にあり、地理的に嵯峨野観光の中心にあります。田舎の家を思わせる茅葺き屋根で、映画やテレビドラマのロケに使われたりしています。周囲も低層の住宅や神社仏閣が並び、田畑が広がります。それ故ここが本当に京都の町中なのか、錯覚したりします。

 落柿舎の歴史

落柿舎 扁額流麗で見事な墨蹟

落柿舎は江戸期元禄年間、蕉門十哲の一人の向井去来閑居の跡といわれ、八重葎茂る庭の一隅に

柿ぬしや木すえは近きあらしやま

としるした去来の句碑があります。去来は洛東岡崎聖護院に住んでいましたが、この地の閑寂な風光を愛で、古家を買い求めてここを隠棲所としました。落柿舎と呼ばれるようになったのは、ある時この庭にある柿の実が一夜のうちにことごとく落ち、かねて買約中の商人が驚いて破談にしたことから来ています。去来は姓は向井氏、名は兼時、字は義焉、元淵とも号します。肥前国長崎で名高い儒医の元に生まれ、幼いときに上洛して飛鳥井家に致仕し、軍学や有職故実・神道を学びました。のちに芭蕉の門に入り俳諧を学び、質朴敦厚な人柄はその作句にも現れ、関西における俳譜奉行とまでいわれました。また芭蕉の意をうけ凡兆と共に「猿蓑集」を編纂し、芭蕉のなきあと、斯道を研究する者のために「去来抄」等を著わしました。

落柿舎 次庵落柿舎には文字通り柿の木が多い

芭蕉は元禄4年4月18日落柿舎に去来を訪ね、5月4日まで17日間滞在しました。その間、嵯峨の名所古蹟を訪れましたが、そのときの随想をかきとゞめたのが世に有名な「嵯峨日記」です。それによると芭蕉は舎中の片隅一間を伏所と定め、机の上に硯・文庫・白氏文集などを置き、幾つもの俳句を作っています。その一つは落柿舎の庭に句碑として残っています。落柿舎は去来の没後荒廃しました。現在残る建物は、江戸中期の僧であり俳人でもある蝶夢門下の井上重厚が、明和7年に再建しました。重厚は向井家の支族と言われています。明治になって有志の人々によって再興されました。

  落柿舎の散策
嵯峨日記

嵯峨日記は間近で見ることが出来る

京都西部観光の中心地、嵐山から北西方向に歩いて10分ぐらいの所に落柿舎はあります。眼前には休耕田が広がり、その北側に落柿舎があります。落柿舎の西隣には嵯峨天皇第二皇女である有智子内親王の墓があります。落柿舎が生け垣に囲まれた茅葺きの屋根なので、風景を見渡して京都市内とは思えない感じがします。入り口を入ると右手に受付があり、拝観料を支払って入っても、有り体に言えば個人の家を公開しているので、さほど見て回るところはありません。しかも落柿舎に上がることは出来ないので、出入り口や縁側に開いた障子から中の様子を覗うしかありません。玄関口の僅かな隙間から中を覗くと、江戸時代の生活用品が見え隠れします。

落柿舎 制札落柿舎制札には訪問者が守る約束事が書かれている

玄関を左に向かうと障子が開いていて、縁側に芭蕉の嵯峨日記がありました。欄間には「落柿舎」の扁額がありました。嵯峨日記は実物なのか写本なのかを帰りに受付で聞こうと思っていましたが、忘れていました。扁額を書いた人物は去来自身なのかを聞こうと思っていましたが、これも忘れました。庭に目をやると住まいの名称の元となった柿の木が、あちこちに植わっています。その根元には去来や芭蕉以外の句碑があります。又去来の墓は、落柿舎の北30メートルほどの所にあります。墓は30センチばかりの立烏帽子型の自然石で、表面に去来の二字が刻んであります。初めに書いた通り、落柿舎の屋根は茅葺きで、懐かしい思いが湧き起こります。しかし、茅葺きの屋根は40年ほどで葺き替える必要があり、茅葺きにしているところはどこも茅の確保に頭を悩ませています。しかもかなりの費用が掛かり、維持するのが大変なのだろうと推察します。

落柿舎へのアクセス

〒616-8391  京都市右京区嵯峨小倉山緋明神町20

TEL (075)881-1953

JR嵯峨嵐山駅下車  徒歩15分

入園料  250円(団体200円 要事前予約)

入園時間  9時~17時(1月、2月は10時~16時)

専用駐車場はありません。

休日  12月31日、1月1日

その他詳しくはホームページをご覧下さい。

ホームページ  : http://www.rakushisha.jp/index.html

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