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京都最大の遊興街、祇園近くの四条東山を北に歩くと知恩院がありますが、その北隣にある天臺宗山門派の門跡寺院が青蓮院で、比叡山延暦寺の三門跡の一つとして古くより知られ、現在は天臺宗の京都にある五つの門跡寺院を五ケ室と呼んでいるその一つで、寺格は頗る高い。

近くに繁華街あるとは思えない閑静な雰囲気

青蓮院 本堂

 青蓮院の歴史

最澄が比叡山延暦寺を開くにあたっては、山上に僧侶の住坊を幾つも造りましたが、青蓮院は平安末期の1144年(天養元年)に、僧行玄の開創した叡山東塔南谷にあった住坊中のその一つの青蓮坊を、後に今の地にうつしたもので、鳥羽天皇々子覚快法親王が入寺されて天台座主となられてより、世々天台座主の住房となりました。鎌倉初期、慈圓僧正が大いに宗風をひろめたことは有名で、慈圓は天臺座主を四度つとめ、名著「愚管抄」を残しました。また、浄土宗の祖法然や真宗の祖親鸞を庇護し、法然の死後、その門弟源智(平重盛の孫)が創建した勢至堂は慈圓が法然に与えた院内の一房の跡で、これが知恩院の始まりとなっています。親鸞は九歳の時に慈圓について青蓮院で得度し、死後青蓮院内の大谷に、墓と影堂が営まれたのが本願寺の起りになります。そのため本願寺の法主は明治までは青蓮院で得度しなければならず、又青蓮院の脇門跡として門跡を号することが許されました。その後代々法親王が入寺され法灯を継いで来たので、粟田御所とも青蓮院宮ともいわれました。

青蓮院 華頂殿華頂殿の中は三十六歌仙額絵に引き込まれる

伏見天皇々子尊圓法親王はとくに書道に勝れ、御家流の源をなす青蓮院流(粟田流)を開きました。従って皇室との関係はすこぶる厚く、1788年(天明8年)の大火の時には後櫻町上皇は青蓮院に仮御所と定められ、庭内の好文亭は御学問所として使用しました。平成5年4月に焼失しましたが、平成7年11月に完全復元修理されました。明治天皇もまたここにしばしば駐して小休止したことがあり、「霞仮御所」として現在史蹟に指定されています。しかし応仁の乱で青蓮院も焼失してしまい、徳川幕府には豊臣氏滅亡後今の知恩院の全域を取上げられましたが、相阿弥の作と伝える龍心池を中心とする室町時代以来の庭園から粟田山将軍塚にわたる境内は今日まで保有され、徳川幕府も殿舎の造営には力を致して東福門院の旧殿を移して宸殿を造営しました。明治26年に、本堂以下の主要建物を焼失しましたが、由緒深い寺だけに今なお広い境内には多くの堂宇を有し、林泉の美を誇っています。

  青蓮院の散策
青蓮院 宸殿

宸殿から眺める庭は非常に美しい

青蓮院の入り口にさしかかると、入り口手前左手にあるのが植髪堂があります。植髪堂は親鸞が得度した折に、剃髪した髪の毛を祀る御堂で宝暦年間に建立され、親鸞が九歳の像を安置してあります。小振りな堂ながら、江戸時代に建立された寺院にある特徴があり、堂々とした感があります。堂外からも親鸞の像ははっきりと見ることができます。入り口を入り受付を済ませて観覧順に歩いていくと、最初に拝観できるのは、華頂殿になります。華頂殿は客殿(白書院)で、各部屋には三十六歌仙額絵が飾ってあります。また平成十六年に木村英輝氏が奉納した蓮の襖絵があり、極彩色見事に彩られています。また、ここから相阿弥が作庭した龍心池を中心とした庭は、天龍寺を思わせる作りで、禅宗寺院と錯覚しそうなかんじがします。相阿弥は大徳寺塔頭大仙院の襖絵を狩野元信一門と共に描いていることから、禅宗の影響を深く受けいているのかもしれません。華頂殿を出て、次に拝観できるのは小御所になります。小御所は平安時代末期には門主の居間であったといわれ、後櫻町上皇が仮御所として使用していた建物で、各室襖書は、狩野派の書家の筆によって、描かれたと伝えられています。建物自身はさほど大きくありませんが、綺麗に整備されていています。

青蓮院 好文亭

好文亭は近年再建されただけに美しい。

次に向かうのは、青蓮院の本堂で、熾盛光堂とも言われています。堂内の厨子には本尊熾盛光佛を安置し、天皇御不例の時には修法を行って祈願をするようになっています。本堂の東裏には、青不動画像が安置されていますが、これは国宝の青不動をスキャナで読み取り、プリントアウトされた複製品で、実物は別に保管されています。かつては奈良国立博物館で保管されていましたが、最近青蓮院に返却されました。次に向かうのは、宸殿になります。宸殿は皇室との関係が深いことから、門跡寺院特有のもので、有縁の天皇及び歴代門主の尊牌が祀ってあります。宸殿の浜松図襖書(重文)は住吉具慶または狩野壽石敦信の筆ともいわれ、また廊下の杉戸に描かれた祇園会山鉾図は具慶の筆と伝えられています。宸殿をでて、庭に降りると、庭園を散策できます。庭園は小堀遠州、大森有斐、相阿弥が作庭したと言われ、龍心池を中心とした相阿弥の庭は、天龍寺を思わせました。また、宸殿の出入り口である大玄関は、御所にある車寄せと見間違うほどで、ここが門跡寺院であるのを再認識させられます。

青蓮院へのアクセス

〒605-0062 京都市東山区粟田口三条坊町

Tel.075-561-2345

地下鉄東西線 「東山駅」下車 徒歩5分

専用駐車場はありません。

拝観時間:9:00~17:00(16:30受付終了)

拝観料金:大人500円 中高生400円 小学生200円

ホームページ  : http://www.shorenin.com

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