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善峯寺は西国三十三箇所第20番札所で、宗派は天台宗系の善峰観音宗で、開基は源算・山号は西山です。

 善峯寺の歴史

善峯寺観音堂

本堂には本尊十一面千手観音橡が安置されている。

長元2年(1029年)、源算上人が創建しました。開基である源算上人は現在の鳥取県に生まれ、正暦二年(991年)九歳で比叡山首楞厳院の恵心僧都・源信に徒弟に入り、 十三歳の長徳元年に剃髪受戒しました。師の源信は、九歳で比叡山に上り良源(元三大師)に師事しました。貴族化した延暦寺を疎んで横川に隠棲したのち、『往生要集』を著わして、念仏による浄土教の発展に大きな影響を与えた僧です。浄土教とは阿弥陀仏を念じることにより、西方浄土に往生する思想です。この考えを基に源算は都の西山に小堂を建てる決意します。しかし山は険しく、建立は困難を極めましたが、門徒たちの協力が得られて何とか建立が出来ました。後にこの建立に伝説が生まれます。『ある夜、上人の夢枕に一人の老翁があらわれ、「カを貸してあげよう」とのお告げ、 次の夜、野猪の大群が、一夜にして牙で大岩をうがち、地ならしをしてくれた』のいうものですが、これは門徒たちの必死の努力の姿を現した話なのでしょう。

善峯寺山門

その後、長元7年(1034年)には後一条天皇から国家鎮護の勅願所とされ、「良峯寺」の寺号を賜りました。その後、長久3年(1042年)、後朱雀天皇の時に洛東鷲尾寺から十一面千手観普像を移して本尊とし、先に源算が祀らていた観音像を脇立としました。鎌倉時代初期には慈円が住したことがあり、このころ後鳥羽上皇直筆の寺額を賜ったことによって寺号が善峯寺と改められました。青蓮院から多くの門跡が入山したため、『西山門跡』と呼ばれたこともあります。室町時代には後花園天皇が伽藍を改築し、寺運も隆盛となり、50以上を数える堂舎が山間に立ち並びましたが、応仁の乱でことごとく焼失してしまいます。江戸時代に徳川5代将軍綱吉の母、桂昌院によって堂塔が再建され、現在見るような伽藍が山上まで続く大寺となりました。

山門は間口は狭いが、2層になっていて大きく感じる。

  善峯寺の散策

薬師堂には蛍光灯の照明があり、薬師如来の姿がよく分かる。

善峯寺薬師堂駐車場にある西門を潜り、階段を登ると眼前に山門があります。元禄5年(1692年)建立の山門は桂昌院によって再建されたもので、源頼朝が寄進したという文殊菩薩や金剛力士像が祀られています。金剛力士像は傷みが進み、像の保護のために前面がガラス張りになっています。山門は寺の拝観受付にもなっています。山門を過ぎて石段を上がると、本堂(観音堂)があります。本堂には仁弘法師作と伝える本尊十一面千手観音橡が安置されています。山門が大きく感じられたのに対し、本堂は少し控えめな感じがします。屋根の勾配も緩やかで、あまり迫ってくる感じを受けません。本堂右手の急な階段をあがると、多宝塔があります。元和7年(1621年)建立の多宝塔は賢弘法師によって再建されたものといわれており、石積の基壇に立ち、高さ約12m、内部は愛染明王が祀られています。塔の前には、桂昌院の手植えと伝える樹齢600年の五葉松があります。これは別名『遊龍の松』と言われています。『遊龍』の名称は花山院前右大臣家厚公により安政4年(1857年)に命名されました。高さは2mほどですが、長さが左右20m以上もある珍しいもので、天然記念物に指定されていて、善峯寺が別名「松の寺」と呼ばれる所以となっています。平成6年(1994年)以前は全長54mありましたが松食い虫の被害によりに10数メートルあまり切断されてしまいました。日本各地に『名松』と呼ばれている松は色々ありますが、こちらのような形で自生しているのは非常に珍しいと思います。近くには鉄眼の一切経を納めた経堂、不動明王など五大尊像を祀る護摩堂、桂昌院の遺髪を納めた桂昌院廟などが続いています。

善峯寺遊龍の松参拝順に歩いていくと、釈迦堂、阿弥陀堂、薬師堂があります。これらの堂はどれも大きさが大体同じで、堂の造りも似通っています。これらのお堂の中でひとつ気になったのが薬師堂で、薬師如来に蛍光灯で照明が当たっていて、明るいのです。それと他の寺院で見られる薬師如来よりも、薬指の曲げ方が少ないように感じられて、何となく気になりました。吉峯寺は山の中腹にあり、寺域内を散策するのに時間と体力がいりました。しかし、源算がこのような土地を切り開いて堂を建立したことを思うと、源算の凄さに圧倒される思いです。善峯寺で有名なのはアジサイ苑で、開花期には多くの観光客が訪れます。山上からの眺望がすばらしく、京都市内が一望できます。善峯寺は小高い山の中腹にありますので、平地に比べて少し気温が低いです。秋から春にかけての季節は、何か一枚羽織る物を持って行った方がいいでしょう。

遊龍の松形状は非常にユニーク 。

善峯寺へのアクセス

〒610-1133  京都市西京区大原野小塩町1372

TEL(075) 331-0020

京阪電車「阪急バス善峯寺行30分、善峯寺より徒歩8分

駐車料金  : 500円

拝観時間  : 午前8時開門~午後5時閉門

拝観料金  : 500円(一般),300円(高校生),200円(小、中学生)

ホームページ  : http://www.yoshiminedera.com

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宿泊施設:京都エミナース